バイオエタノールの合成を目指して

及川さんが求めた探究の未来とは?なぜその探究を始めたのか。

今回インタビューさせて頂いたのは金沢工業大学で建築を学ばれているふたば未来学園高等学校2期生の及川滉太さんです。

高校時代の探究について伺いました。

*****プロフィール*****

名前:及川滉太 (おいかわこうた)

大学:金沢工業大学 2年

学部:建築学部 建築学科

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◯どんな探究活動を行いましたか?

私が行った探究は再生可能エネルギーについてで、主に植物からエネルギーを作り出す探究を行っていました。

◯どのような内容ですか?

初めに、先輩たちの探究を引継ぎボツリオコッカスという藻から油を採取する、いわゆる『藻類発電』を行っていました。

◯どのような結果が分かりましたか?

結果としては、藻から油を採取することができ、ほかの再生可能エネルギーの班よりも早めに結果を出すことができました。

◯探究を行う中で何か問題点はりましたか?

このボツリオコッカスは非常に珍しい藻で、学生が研究するには難しいものだと考えた。

◯それについての改善策はありましたか?

私たちは残りの時間で帰宅困難地域に生えている植物を使い、エネルギーを生み出せないかと考えた。帰宅困難地域の清掃に加え、エネルギーを生み出すことができれば一石二鳥だなと。

そこで、授業の一環で帰宅困難地域に足を運んだ時に見かけた植物を学校近くの川辺から採取して、細分し、強酸と強塩基によりセルロースを分解し、エタノールを生成した。微量のエタノールしか採取できなかったが、探究は成功に終わることができた。

◯自分の探究を振り返って良かったことと、悪かったことはありましたか?

良かったことは、自分がやりたいって思ったことを思う存分できたことかな。探究が楽しかったおかげもあるし、先生に恵まれていたってのもあるけど、授業でこんなに自由にやれたのは初めてだった。今でも藻について聞かれたら答えられるし楽しむってほんと大切ってことを知ったかな。

悪かったことは、全然ないんだけど笑あげるとしたら将来に直結することについて調べたほうがよかったかな〜って。今、建築勉強してるんだけど、藻と建築全く接点ないからね

◯探究を進めていく中で大変だったことはありましたか?

探究を進めていく中で大変だったことは、メンバーの問題かな笑自分アカデミックだったけど、他の人がトップアスリートだったから正直大変だった。探究進めていく中で化学の知識とかが必要だったんだよね。自分化学苦手だし、他の人は化学習ってないしで先生に頼ることが多かった笑

だけど、トップアスリートの人も協力してくれたし先生にも頼りまくってたから正直そんな大変ではなかったかな笑

◯どういったきっかけで探究を始めましたか?

これは先輩の影響が大きかったかな。サッカー部の先輩がこの研究していたから内容とかも聞いてたしおもしろうだなって思って始めたかな。

◯どんな機会があって探究が進みましたか?

そこら辺はよく覚えてないんだけど、たぶんはしづめ先生が藻以外でもエネルギー作れたらいいじゃんみたいなこと言われてそこで帰還困難区域にいっぱい生えている植物を思い出してそこから研究が発展していったかな

◯この経験は今どのように活かされていますか?

研究内容については大学で勉強していることと違うから活かされてはないけど、大学のグループワークや集団活動とかには活かされてるよ。積極的に発言することやどういったら結果まで導き出せるのかとか探究のおかげで身についたものは大学では重要なことだったよ

◯探究を振り返って今ならどうしていますか?

実際に帰宅困難区域の植物を使って実験していたかな。あとはエネルギー生み出すのに大量の薬品とか使っていたからもうちょっとコストを削減した発電も考えたいな。

まとめ

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