美容でいきいきプロジェクト

今回インタビューさせて頂いたのは郡山ヘアメイクカレッジに在学されている、ふたば未来学園3期生の田口未来さんです。

**********プロフィール**********

名前:田口未来(たぐち みく)

大学:郡山ヘアメイクカレッジ

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○探究はどのような内容ですか?

高齢者と美容を結びつけた探究です。

○どういったきっかけで探究を始めましたか?

高校の時に福祉系列を選択していて、高齢者に興味があると共に、美容についても興味があり、高齢者になるにつれ美意識が無くなってしまったり、もう歳だからやらなくていいという概念を減らしていきたいと思ったからです。
外に出る機会が減ってしまい、地域の人との交流も減ってしまった人たちのために自分が綺麗になったら買い物に出たり地域の人達との交流や話がしたくなるのではないかと考えたからです。

○どのような結果がわかりましたか?

始めは、自分は恥ずかしいからやらなくていい、もう歳だから恥ずかしい、という方々ばかりで自ら進んでやって欲しい、という人はほんとに少なかったが、実際メイクやネイルを施していくと、笑顔になってくれたり、こんな年寄りのことも綺麗にしてくれてありがとうと言ってもらい、その人にあったメイクやネイルをしていけば高齢者の生きがいに少しでも繋がることがわかりました。

○探究を行う中で何か問題点はありましたか?
またその問題への解決策を教えてください。

なかなか話せない利用者さんや、耳が聞こえにくい利用者さんにはどう対応していいか難しかったです。
対策としては、メイク道具の色やネイルの色を利用者さんの前にはっきりと差し出すなどの工夫をしました。

○自分の探究を振り返って良かったことは何ですか?

メイクやネイルをしていくことにより、利用者さんが笑顔になってくれたり、次はいつ来てくれるんだい?って聞いてきてくれたり、自分たちが来ることを楽しみにしていてくれる事が嬉しかったし、このプロジェクトをしていてよかったと思いました。
そしてなにより外出したいと思ったと言って貰えたり、笑顔でありがとうと言って貰えることが嬉しかったです。

○探究を進めていく中で大変だったことはありましたか?

大変だったことは、次どのようにしたらもっと施術をしたいと思ってくれる人が増えるかや、次にどんなことを改善しなければいけないかを考えて、考察と結果を繰り返し毎回考えたりすることです。

○どのような機会があって探求が進みましたか?

元々福祉の授業で訪問しようとしていた高齢者施設とアポをとって、受け入れてもらうことができ、実践に移すことが出来ました。
これに関しては、自分たちの力だけでなく、施設の方達の協力や、利用者さんが受け入れてくれたこともあり、このような探究をすることができました。

○この経験は今どのように活かされていますか?

幅広い年代の方々に合うメイクやネイルを探究をしてから高齢者に向けた施術内容を常に考えるようになり、専門学校の授業ではやらない事でも自分の頭の中で考えられるようになりました。

○探究を振り返って今ならどうしていますか?

今は前に比べてコミュニケーション能力も高くなったと思っているので、もっと高齢者の方と盛り上がれる話を探したり、それをしながら施術するという同時進行が出来ると思います。
今なら高校生の頃よりも技術も高まり、笑顔や生きがいを増やせると思ってます。

〇今後探求を始める、ふたば未来の生徒に一言お願いします。

探究はやらされるのではなく、自分のやりたいことと地域の課題解決を結びつけることで探究への意欲が湧いたり、興味が高まるの思うので、まずは自分が何をしたいかを探したらいいと思います。
また、美容に興味がある方や、高齢者美容について少しでも興味がある方がいれば、ぜひこのプロジェクトを継いで欲しいです。
そうすれば高齢者の平均寿命や健康寿命も伸びて生きがいも増え、笑顔も増えると思います。

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