どうしたら君に伝わるんだ

今回インタビューさせて頂いたのは福島大学で行政政策を学んでいる、ふたば未来学園高等学校3期生の秋山杏由子さんです。

**********プロフィール**********
名前:秋山杏由子(あきやまあゆこ)

大学:福島大学
学部: 行政政策政策学類

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〇どんな活動を行いましたか?

東日本大震災の経験を教訓として活かすとともに、現在県内外の人々の間にある心理的な分断や対立を解消し、双葉郡を持続可能な地域にするための活動です。

〇どのような内容ですか?

双葉郡で東日本大震災からの復興を目指し活動する人々の取り組みを動画にまとめ発信する活動をしました。

〇どのような結果が分かりましたか?

動画を見るだけでは、福島の問題を他人事から自分事に変えることが難しいと言う事です。

〇自分の探究を振り返って良かったことと悪かったことを教えてください。

良かったことは双葉郡の課題をはっきりと見つけることができたこと、動画という形で残せたことだと思います。悪かったこと、改善すべきこととしては、より多くの人に動画を見てもらう機会を作るべきだったと思います。受験期に入り、見てもらう機会を多く作ることができませんでした。

〇探究を進めていく中で大変だったことはありましたか?

大変なことはたくさんありましたが、一番大変だったのは地域の課題を見つける前に、どんな活動をするか決められなかったことです。双葉郡が抱える課題は何なのか、自分には何ができるのか、迷いに迷っていた時が一番大変でした。

〇どういったきっかけで探究を始めましたか?

ふたば未来学園の授業です。高校に入るまでは何の活動もしていませんでした。

〇どんな機会があって探究が進みましたか?

大きく進んだきっかけはNY研修です。NY研修の事前研修中に富岡町へのフィールドワークを行い、双葉郡の課題を見つけたことは探究活動が進むきっかけとなりました。また、同じような活動を考えていた他の班のメンバーとも協力をしたことも、探究活動が進む機会となりました。

〇この経験は今どのように活かされましたか?

地域の課題以外にも社会や世界の問題に興味を持ち、解決するための取り組みを実行できるようになりました。また、様々な視点から問題を見て、その構造を理解する力がついたと思います。

〇探究を振り返って、今ならどうしていましたか?

動画を改善してより多くの人に見てもらう機会を作りたいです。

○まとめ

今回のインタビューを通して感じたのは秋山先輩の双葉郡の復興に対する熱い想いです。先輩は自分の経験や取材を元に双葉郡の復興についての情報をアーカイブ化し、その情報を動画として発信するという活動を行いました。研修で学んだことを情報発信に活かすことで地域と高校生が根付いていることを知らせていたと私は思います。今もこのように情報をまとめて記事を作ったり、動画として発信するという探究を行っている人もいます。しかし、情報発信は1歩間違えると偽りの知識を与え兼ねません。情報発信は適当に行ってはならない、と先輩を取材して改めて学びました。

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