ハザードマップで町を大きく

今回インタビューさせて頂いたのは日本大学で演劇制作を行っている、ふたば未来学園高等学校3期生の森崎陽さんです。

森崎さんの目指した防災とは?なぜその探究を始めたのか

高校時代の探究について伺いました。

*******プロフィール*******

名前:森崎陽(もりさきよう)

大学:日本大学

学部:芸術学部

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○探究内容はどのようなものですか?

探究内容は広野町に住んでない外国人・観光客の人でも分かりやすいデジタルハザードマップの作成です。アプリ化を目指しましたが失敗に終わりました。

○探究を始めた経緯は何ですか?

元々やっていた「当事者の壁」をテーマにした探究を諦めた時、先生がハザードマップを勧めてくれました。

○どのような結果がでましたか?

完成できませんでした。しかし、後輩に引き継いでもらうことができ、ハザードマップの作り方や工夫など自分たちが作っているときに工夫しようとしてたことや気をつけてたことを教えました。

自分の探究を振り返って良かったことと、悪かったことはありますか?

良かったことは探究を進めていく過程でどんどん広野が好きになったことです。地域の課題などを勉強しながら「どうするべきか」ということを考えてると、自然と故郷のように感じられました。悪かったことはハザードマップを完成できなかったことです。結果残せないと、探究何もやってなかったように感じて恥ずかしいです。

探究を進めていく中で大変だったことはありますか?

どんな発想が浮かんでも、それを形にすることが難しかったです。それが最後にして最大の壁でした。

○どういったきっかけで探究が進みましたか?

最初は「福島県内にもある当事者・非当事者の壁をなくす」というテーマで探究を進めていましたが、自分のテーマが周りの探究を批判してるみたいに感じがして、途中で辞めました。自分がやれることはまた震災のような災害がきて同じような被害にならないような防犯対策をとることだと考え、町民ではない人でも利用しやすいハザードマップの作成をテーマにしました。

どんな機会があって探究が進みましたか?

原子力防災班に外国人向けのハザードマップ作成をしている班がいたので、地図の質向上・仕事効率化のため一緒に行動しました。今まで1人でやってたため、様々な意見が飛び交うことが増え、探究が進みました。

テーマ変更を決めて次何しようかという時に「ハザードマップを作ってみないか?」と先生に勧められました。言われてるやるのは違うため、そこにどんなメリットがあるのかをしっかり考えた上で自分のテーマにしました。

この経験は今どのように活かされてますか?

フィードバックの仕方が上達しました。何がダメで、何が足りなくて、何がいいのかを自分で発見しやすくなりました。

探究を振り返って今ならどうしていますか?

もっと時間を使えばよかったと思います。元々授業時間だけでできるものではないと分かっていて活動していましたがそれでも足りなかったです。

防災はあって損はないものだと思います。機能を発揮させることだけでなく、安心ももたらすことができます。完成できなかったから繋げられないですが、防災の価値を、ハザードマップの存在で広げられたら良いと思います。

まとめ

今回のインタビューを通して感じたのは森崎先輩の防災意識の高さです。広野町民だけでなく、他地域や他地区、更には外国の方でも利用することのできるハザードマップの作成を目指しました。森崎先輩の代では完成はできませんでしたが、次の世代に繋げました。しかし、私達5期生の代ではそのような探究を行っている人はいません。私は森崎先輩が繋げた探究をこのまま無にするのは勿体ないと思います。私は森崎先輩が目指した防犯対策とハザードマップを見てみたいです。

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